ご相続は、大変悲しいことですが、故人にとっては人生の区切りであって、次の世代へのバトンタッチです。
相続人にとっても、肉親が亡くなり新たな人生を歩む大事な節目となります。

故人が相続人に渡すバトンには、ご遺産だけではなく、相続人を含む家族が皆幸せであってほしいという思いが詰まっているものです。
故人の人生は様々であり、ご遺産の内容や金額の大小も様々ですが、家族が幸せであってほしいとの思いは皆同じであると実感しております。

今日までの40年間、様々なご相続に携わり、生前の故人及びご遺族の方々とご交誼をいただいて参りましたが、皆様すべてが子を思い、家族の幸せを願う方々ばかりでした。

しかしながら、時として、ご遺産の配分（分割）の段階で、意に沿わない配分案には納得いかず、話し合いにならない事態が発生することがあります。

このようなときには、故人の思いを受け止め、相続人が胸襟を開いて話し合い、その上でお互いに譲歩する姿勢が必要となります。
私たちは、相続人が冷静に協議できるよう、適時適切なご遺産に係る資料の提供を心掛けております。

これまでに携わらせていただいたご相続においては、ひとたびも、分割協議が不成立となり調停等へ移行したことはありませんでした。
故人の意向を汲み、特定の相続人に与することなくすべての相続人を尊重し、慎重かつ真剣に、ご遺産に係る資料の作成及びご説明をして参りましたことの成果であると自負しております。

一般に、相続は一生に2回しか経験しないと言われます。
この大事な人生の節目に寄り添い、ご相続人様が最高・最善の意思決定ができるよう、全力でサポートさせていただきます。